2013年 09月 12日
移動科学館
9月11日(水)に1年生対象に移動科学館を行いました。
この移動科学館は、科学館にある様々な資料を使って、学校教育を補完するものです。科学館には、たくさんの化石や標本、今までの企画展で作製した資料、画像があります。それを使って、学校での授業を深めています。
今回は、生活科の中で、1年生153人に身近な虫について話をし、虫捕りをしました。
体育館で小さなオスのカブトムシを見せ、
「このカブトムシ、えさのゼリー一杯あげたら、大きくなるかな?」
「大きくなる!」
「先生はどう思いますか?」
担任の先生に聞くと
「大きくなるんじゃないですか・・・」
「正解は、大きくなりません。こんなにちっちゃくても、大人なんです」
「え~!」
子どもたちの反応は、本当に面白いです。「虫博士」もいて、びっくりしました。最初は、ちょっと苦手にしていた子も、幼虫にさわったり、クワガタにさわっていました。
この頃に野外の虫に触れることは、大変重要なことだと思います。捕まえようと思っても逃げてしまう。捕まえても、するりと指の間から逃げてしまう。脚がちぎれてしまう。など、自分の思い通りにならないんですね。子どもたちの成長過程の中で自分の思い通りにならない生き物がいることを認識することは、相手を理解するということで、人と人との関わりも同じだと思います。上手く捕まえれなくても虫捕りしてほしいですね。
虫たちが生き残ってきた知恵や小さな生き物にも命があることもわかってほしいです。
楽しく授業することができました。