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姫路科学館 館長の独り言

潮待ち港・・・兵庫津を訪ねて・・・

特別展「月の魔法とサンゴの海」が終了しましたが・・・
その特別展と私との出会いは、とっても大きいものでした・・・
潮の満ち引き・・・
特に瀬戸内は、大小さまざまな島々と独特の地形から、潮の流れも、また独特・・・
そんななかで、鳴門の渦潮も・・・
そして、生きとしいける海に暮らす生き物たちの生態を支えている・・・
どんどん、調べていくうちに、それは、生き物たちだけでなく、海ととともに生きる私たち人間も、海、そして、潮流とうまく付き合いながら生きてきたのではないか・・・そんな、想いに行き着きまししたぁ・・・
そして、調べてみると、「潮待ち港」なるものがあることが・・・
それは、昔、日中の航海が基本だったこと、そして、当時の船の設備は、今ほど大掛かりなものでなく、特に潮の流れにうまくのって航海していたことが・・・
そうなると、一日で進める距離も限られていて、その要所要所が、港町として開発され、栄えていたとのこと・・・
そのひとつに、「兵庫津」と呼ばれるものがあることがわかり、休日を利用して訪ねてみましたぁ・・・

これが、兵庫津のおおもとの「大輪田泊」の跡地


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「昔は、この辺りまで海だったんだなぁ・・・」
そして、いろいろ検索してみると、「兵庫津歴史館」なるものがあることがわかりましたぁ・・・
ちょうど、土日祝日は開館していて、歴史ソムリエの方がおられるとのこと・・・
「おぉ、これまた、超ラッキー!!」
そんな想いで、車を走らせ、いざ、兵庫津歴史館に・・・


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ここは、昭和2年に兵庫商人の社交場として建てられ、戦火、そして、阪神淡路大震災からも免れた「奇跡の建物」と呼ばれ、ソムリエの方の話では、ここを訪れると「寿命が5年は延びる」(笑)と言われているとのこと・・・
「おぉ~、これまたラッキー」
館内は、建造当初のままで、そのレトロ感が、これまた素敵!!
よみがえる兵庫津連絡協議会の歴史ソムリエ髙松良和様に、丁寧に、約1時間ほど、ストーリー仕立てでのガイドをいただくなど、これまた、贅沢な、贅沢なときを過ごさせていただきました。(感謝、感謝・・・本当にありがとうございました!!)


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お話を聞く中で、昔は一日で航海できる距離が決まっていて、潮待ち港として点々と栄えていたが、技術が進む中で、とびとびにワープして進むようにもなったとのお話もありました。
これも、いにしえから、少しでも豊かな生活をもとめて技術革新、工夫をかさねてきた”ひと”の歴史ですよねぇ・・・

そして、お話のなかで、潮の満ち引きにあわせて、乗り降りしたり、荷積みや荷降ろししたりできるよう工夫された「雁木」と呼ばれる石積みの階段が今も残ってるいるとのこと・・・
「見ることできますか?」
と尋ねると、
「すぐ近くだし、見れますよ~」
とのこと・・・
これまた、ラッキーと、さっそく向かってみました。
教えていただいた道を進むと・・・ありましたぁ~ありましたぁ~



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これも、”ひと”の工夫ですよねぇ・・・
 少~しでも、豊かな生活を願った人がいて、それを、工夫、研究し続けた人がいて、そして、その価値を知って、今は、使われなくなっても、その”ひと”の想い、歴史を後世に残そうと願う、これまた”ひと”がいて・・・そして、それを今自分が見ている・・・
ほんと、時間軸を超えたロマンを感じます!!

そして、そして・・・
こうやって、いろいろと訪ねてみると・・・
最後には、やっぱり、素敵な人に出会います。
今回は、歴史ソムリエの髙松良和様に出会え、本当に、素敵な、そして、贅沢な時間を過ごすことができましたぁ・・・
本当に、本当に、ありがとうございました。

特別展「月の魔法とサンゴの海」
終わったの???
いえいえ、自分の中では、ず~っと、ず~っと続いています。つながっています。



by himeji-science | 2017-09-11 10:57 | 日常

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