26年度 今日が最後となりました

今日、3月30日は、姫路科学館の平成26年度最後の日となります(明日の31日は、休館日なので、今日が最後です)。
前年度は、プラネタリウムをリニューアルしたり、開館20周年の事業を実施したりと入館者数増のプラス要因が多く、大変多くのお客様で賑わいました。
今年度は、残念ながら入館者数は減ってしまいましたが、その反省を生かし、27年度がんばりたいと思います。
今年度を振り返ると一番大きいのは、伝統の作品展『姫路市児童生徒科学作品展』が『第50回』であったことでしょう。50年前に始まった歴史ある作品展に立ち会うことができたことに幸せを感じました。初期の作品目録を見ると『あの頃も同じような題材に取り組んでいたんだな』と思う作品もあり、自然の普遍さを感じたものです。
企画展・特別展では、「ハイサイ!琉球の生きものたち」「夏のむし・ムシ大集合」「錯覚美術館」「星景写真展」「小黒三郎 組み木の世界展(~4月12日まで現在も展示中)」を行いました。
作品展では、「第50回姫路市児童生徒科学作品展」「第29回未来を描く科学絵画展」を。また、「姫路ロボ・チャレンジ」「科学の屋台村」など、多くのイベントをうってきました。
多くの方に喜んでいただくためには、多くのボランティアのご協力が必要不可欠です。来年度も多くの方に支えていただきながらがんばっていきたいと思います。
明後日から、新年度が始まります。心あらたに、お客様に愛される科学館、親しみをもって来ていただける科学館を目指していきます。

4月2日にスタートした26年度の館長ブログも185回アップしました。館の様子を少しでもお伝えしようと思う反面、読んでいる人いるのかな?と思うこともありました。でも、何度か「館長ブログ読みましたよ」という声を聞くと「よし、がんばって書くぞ!」と思います。4月から引き続き書きますので、時々お立ち寄りください。
1年間ありがとうございました。

by himeji-science | 2015-03-30 17:14 | 想い

どこにいる? なぜ真似るのか 擬態の不思議

2階常設展示室に『擬態でわかる生物多様性』のコーナーをつくっています。
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『擬態』と聞くと、回りの景色や色に自分の身体を似せて隠れることを思われるでしょう。もちろんそれも「隠蔽擬態」としてあります。コノハチョウは枯葉に似ていま。また、ナナフシは木の枝にそっくりで、自然の中に入れば、人間の目ではまず、見分けられないでしょうね。
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展示では、「ベーツ型擬態」と「ミュラー型擬態」も紹介しています。
ベーツ型擬態は、体内に毒をもつ蝶に身体を似せて、自分の身を守るという擬態のことです。
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上のは、姫路の市蝶ジャコウアゲハ(毒持つ)に似ているクロアゲハやオナガアゲハ。下のは、オオゴマダラ(毒持つ)に似ているオオゴマダラタイマイとアサギマダラ(毒持つ)に似ているカバシタアゲハ。

ミュラー型擬態は、毒蝶同士が違う種類にもかかわらず、お互いによく似た派手な色や模様をいして、相互に擬態することで被害を最小限に食い止め、種を守る擬態のことです。
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7種類の蝶は、同じタテハチョウ科ですが、違う種類です。

他にもカマキリのような攻撃擬態もありますが、今回の展示では、大きく3種類の擬態について展示、解説しています。
人間的に考えると、自分の身を守るために形や色を変えていったように思え、「自然の不思議だ」とか「よく似せて生き延びているな」とか「知恵を働かせて上手く隠れてるな」と言っています。しかし、実際には、たくさんの種の中で襲われずに結果として生き残った種を人間が「擬態」を言っているのでしょうね。

でも、やっぱり不思議ですし、興味ありますね。擬態って。

by himeji-science | 2015-03-29 15:30 | 館内案内

青空に 祝う白煙 白鷺城

昨日、姫路城がグランドオープンします。実に6年ぶりの公開となります。
10時の式典にあわせて、ブルーインパルスによる祝賀飛行が行われました。
午前中は、お客様も少なく、「道がめちゃくちゃ混んでいた」というのを聞き、祝賀飛行を見るため、お城の周りはすごい人だろうな、「見たかったな」とちょっと残念な気持ちでいました。

期待をせずに、科学館の外に出て、お城の方を見ていると、突然、白煙がたなびき『ここからでも見えた』と内心うれしくおもいました。
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今度は、円を描いたように見えましたが、聞くところによると、「さくら」だったようです。
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空に模様を描き、西の方に飛んできたときには、はっきりと機影が見えたのには驚きました。
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このまま終わりかなと思っていると、西から『ゴー』という音と共に戻ってきました。
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『科学館の上空に挨拶にきたのかな』なんて思いながら、お城周辺の賑わいを思い浮かべました。

今日から、一般公開とのこと。きっと、これからGWまでは、多くのお客様で賑わうことでしょう。ちょっと足を伸ばして科学館に来ていただければうれしいです。

by himeji-science | 2015-03-27 16:29 | イベント

春休み 小さなお客様 タッチング

姫路市内の小中特別支援学校は、昨日が終業式。今日から春休みとなり、朝からお客様が多く来られていました。
2階の常設展示にあがると、ちょうど『化石タッチング』をしているところでした。
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「さあ、これは何の化石でしょう?」
「1、木の樹脂だと思う人?」「2、蜂蜜だと思う人?」・・・
と、小さい子どもたちに問いかけながら話を進めていきます。

化石タッチングが終わり、2階のフロアにいると、子ども2人とお母さんが来られたので、
「化石触ってみる?」
と声をかけると
「見たい、見たい」
と飛び込んできました(ちょっと大げさですが、そんな雰囲気でした)。

「これは、なんだと思う?」
「これは、中に虫を取り込んだコハクです。ジュラシックパークの映画見たことある?映画の中ではコハクの中に閉じ込められたカの血から恐竜を蘇らせたんやで。」
「アンモナイト、触ってみる?」
というような会話をしながら化石ボックスの中の化石に触ってもらいました。
目を輝かせて、たくさんカメラで撮っていました。
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フロアには、子ども向けのクイズもあり楽しめます。
春休み、科学館で科学の探検をしてみてはどうでしょう?きっと、『えっ!』『へえ~』『なんでやろ?』という驚きと不思議が待っていると思いますよ。

by himeji-science | 2015-03-25 18:02 | 館内案内

はれの日の 巣立つ卒業生 胸を張り

今日は、姫路市内の小学校で卒業式が行われました。
姫路科学館は、青山小学校の校区にあるということで、青山小学校の卒業式に出席させていただきました。卒業式は何度出ても感動的です。凛とした雰囲気の中、厳かに行われ、背筋がピンとします。
卒業証書を校長先生から受け取る姿を見ると
『この子は、6年間どんな小学校生活を送ったんだろう』
と、思いめぐらせてしまいます。
名前を呼ばれ、「はい!」と大きな返事をし、ゆっくりと歩く姿を見ると、男の子も女の子も、ぐっと大人っぽく見えます。
「門出の言葉」の中で歌われた『最後のチャイム』を聞くと、この子たちを担任していないのに、涙が流れます。この曲は、今から10年ほど前に発表された曲のようで、歌詞の中身をじっくりかみしめて聴いていると泣けてきます。

数えてみると、私も教諭時代に6回卒業生を送り出したことになります。その時、その時のことが思い出されますね。卒業式の間は、『子どもがちゃんとできるやろか』『失敗せえへんやろか』と思うことが強く、泣けませんでしたが、卒業式の後、教室で子どもたちに最後の話をし、号泣したことが昨日のことのように思い出されます。

青山小学校の素晴らしい卒業式に出席できたことを大変うれしく思いました。
121名の卒業生の皆さんの将来に幸多からんことを心からお祈りいたします。
中学校でも、大きく羽ばたいてください!

ご卒業おめでとうございます。

by himeji-science | 2015-03-23 18:08 | 想い

おっかな びっくり 電動糸のこ

今日、『小黒三郎 組み木の世界展』の関連イベントとして組み木を作るワークショップが行われました。
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午前中は、「動物親子」で《おんぶカエル&おんぶトラ》《ゾウの親子&ゾウの親子とハート》《円の中のイヌの親子&ブタの親子》《おんぶトラ・3匹》から選んで一つを作りました。
最初に、小黒先生が
「初めて電動糸鋸使う人?」
と聞かれると、多くの手が挙がり驚かれていました。
「小学校でも使うんですが、先生の方が怖がっているんですよね」
と、ちくり。
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参加者の方も使い出すと慣れてきて、気持ちよく切っていました。
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親子で向かい合い、お父さんが木を持って、リードしている様子が微笑ましかったですね。そのうち、
「お前には、まかしとられん。」
とばかり、お父さんがどんどんやり始めていました。
お父さんの方が創作意欲に飢えていたのかもしれませんね。
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あれあれ?なんだか、お父さんと子どもの座る位置が代わっていますね。

無事(?)切れたら、やすりで切ったところを整え、色付けです。
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完成した作品を並べて、小黒先生がグランプリを決められました。初めての人には、ちょっと難しかったかもしれませんが、「毎日切っていたら、みんな上手くなります。」と言われました。参加者の中から、組み木の世界へ入っていく人が一人でも多くなればなあと思います。


真剣に電動糸鋸に向き合っている方もいました。
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by himeji-science | 2015-03-21 15:16 | イベント

あれこれ動かし パズル完成!

『組み木の世界展』の会場の一角に、触って楽しめるコーナーを設けています。そこには、パズルをおいていますが、パズルに対する小黒先生の考えがパネルに書かれていたので、紹介します。

「私が作ったパズルは、大きく分けて「ポリキューブパズル」、「動物平面パズル」、「シルエットタイプパズル」があります。
 ポリキューブパズルは平面にも立体にも組めるのが特徴のパズルで、パズルを構成するポリキューブには十二支などの動物をデザインしました。
 動物平面パズルは組み合わせると乗り物や人物のシルエットになるパズルです。シルエットを生み出すために組み合わせる動物は60匹になるものもあります。
 シルエットタイプパズルは単純な図形(三角形や四角形)を組み合わせて、いろいろな形を作り出すパズルです。古典的なシルエットタイプパズルの発想をヒントに、ぼく自身のオリジナルな分割方法を取り入れて新しいパズルを制作しました。
 また、パズルを組み立てることが難しい幼児には、積み木にもなります。ブロックを並べたり積んだりして遊んでいるうちに、やがて箱の中にしまう(組む)ようになり、目と手と頭を使って、構成力を身につけていきます。」

と書かれていて
「おやっ?」
と思うところがありました。それは、動物平面パズルで「組み合わせると乗り物や人物のシルエットになる」という部分です。
会場に行って、完成したパズルを見ると
「ややっ!車ではないか!」
と、思わず声を出してしまいました。

私は、キューブパズルが完成し、
「やったー」
と喜んでいました。
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完成するまでに、色々考えます。
キューブを完成させるだけでなく、箱に上手く収めなければなりません。
「これとこれの組み合わせはないな」
「これを続けると残りのパーツでは隙間が埋まらないな」・・・
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なんてことを考えながら組み立てていくと、没頭してしまいます。

もう一つできました。
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「できたで!」
と得意げに言うと
「あっ、そうですか」
と冷ややかに言われ、
「それ、簡単なほうなんですよ」
とまで、K先生に言われてしまいました。

パズルを組む楽しみだけでなく、「隠し絵」的は楽しみがあることがわかり、改めて奥深さを感じました。

会場に来られた方も違った見方を見つけてみてはどうでしょう。

by himeji-science | 2015-03-20 12:26 | 館内案内

春の陽気に シカ登場

科学館の南側に日よけ、雨よけができる休憩所ができました。その芝生に
「うん?なんだろう」
と思うものがあり、近づいてみると、
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シカの糞でした。
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丸いコロコロした糞がたくさん。
3月11日に窓から林を見てみると、シカが出てきていました。
この時期のシカは、寒い冬が終わり餌を探し出てきたのでしょう。メスは、妊娠後期に入り、たくさんの栄養を必要とする時期です。

昨今、シカの害に困っている方も多くいるようで、対策に苦慮しておられるようです。青山周辺にもシカがよく出て、東にある桜山公園駐車場で大量のシカの糞を見つけたことがあり、『こんなとこまで、餌を求めてきてるのか』と驚いたことがあります。

道路で交通事故にあったシカも年に1、2回見かけます。「交通事故に気をつけて!」と言ってもシカたないしね。
シカには、天敵がいないようで、どんどん増えているようです。

池のまわりうろうろ、足跡を探してみると、見つけました。
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シカの足跡です。日中、シカを見かけることがあるかもしれませんが、追いかけまわしたり(と言ってもすぐに逃げてしまうでしょう)、いたずらしないようにしてください。
科学館にも少し被害があって、
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こんな対策をしています。無粋ですがお許しください。

by himeji-science | 2015-03-16 15:33 | 日常

パズルの楽しみ

「これをこっちにもっていって・・・」
「あかんなあ」
「これをこっちにもっていくと、この形が入りそう・・・」
「あかんか」
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つい、独り言のように出てきます。
そのうち、まぐれで「スポッ」と入ると、思わず
「できた!」
と叫んでしまいます。

 パズルは「完成するもの」が前提になっているので、試行錯誤を繰り返し何度もチャレンジすれば、いつかできるはずです。でも、一度ではなかなかできない。置き換えたり、向きを変えたり、隣り合う形を合わせたり、様々なことを考えながら挑戦するところに楽しみがあるのかもしれません。
 このパズルに限らず、「謎を解く」ことやあれやこれやと「思いめぐらす」ことに人は喜びを見出すのかもしれませんね。
 また、膨大な数ではなく、自分がちょっと没頭すれば十分謎解きができるぐらいの難易度だとはまるのでしょう。手を動かし、なんかはまる予感がして、上手くいくと
『よっしゃあ』
となります。
木のパズルはいい。
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 午後には、よく科学館を利用していただくKさん親子が来てくれました。やっぱり、お母さんがはまっていました。お兄ちゃんがキューブを完成させたとき「お母さんできた!!」と大きな声を出し喜んでいました。
 その後、妻鹿小学校の時の教え子O君がMちゃんとCちゃんとTちゃんの3人の子どもを連れて来てくれました。一緒にパズルをしていましたが、手がかりを探すのに大人も一苦労でした。見通しがつくとお父さんのちょっとしたヒントで子どもたちもできるようになりました。
 完成した時の笑顔っていいですよね。

 スタッフがいる時には、馬に乗った大きな官兵衛くん(長さ30cm、高さ25cm)のテクテク人形を実演をすることもあります。
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「カタ、カタ、カタ、カタ」
といい音を鳴らしながら、ゆっくり坂をくだっていく様子は、ユーモラスで愛らしいですよ。

by himeji-science | 2015-03-15 16:35

できそで できない 「ありゃ?」「これどうなの?」 木のパズル

『小黒三郎 組み木の世界展』始まって2日目。土曜日ということもあって、親子連れが目立ちます。
パズルは、子どもより大人の方のほうがはまるみたいですね。
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たぶん、最初はお父さんが「これ、やってみ!」と子どもに声をかけ、やらせようとしたのでしょう。でも、子どもの手には負えなくなり、「こうやってするんや!」「あれっ?」「ここに、こう入って・・・」と、今度はお父さんがはまってしまったのではないでしょうか(あくまでも想像ですよ。自分もそうなりそうなので)

大きなパズルも用意しています。最初にお母さんと子どもさんが「こうかな?」と言いながらされていたんです。
しばらくして(数分ではありません。割と長い時間だったと思います)、会場に行くと、まだ、されていたのです。しかも、人数が増えて。
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家族全員での参加となりました。
「難しいですね。随分時間かかってますね?」と声をかけると、「二度目なんです。一度できたので、大丈夫と思って、やってみると思いのほか難しくて」
と話されました。

完全に大人がはまっています。

でも、子どももがんばっています。
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組み方は、何通りかあるので、粘り強くチャレンジすると完成します。
がんばれ、ちびっこ!

by himeji-science | 2015-03-14 14:03 | 館内案内